森林インストラクター
森林インストラクターは森の達人です
 森林浴やハイキングで森の中を歩く時、森林の仕組みや人との係わり、四季折々に美しい花を
 咲かせる植物やきれいな鳴き声の野鳥の名前、生態などについて、詳しく案内してくれる人が
 いたら、その楽しさはさらに増すことでしょう。
 森林インストラクターは森林においての”もの”知りであり、森林を訪れる人々と森林とのコーディ
 ネイト役です。
 『森林インストラクター』は(社)全国森林レクリエーション協会が実施する資格試験に合格し、登録
 した者に付与される称号で、平成3年度に発足しました。
 森林インストラクター資格の登録者数は1,894名(2004年1月現在)
森林インストラクターはこんな仕事をしています
 森や山に行く目的は様々ですが、次のような場合は相談下さい。 森林インストラクターの豊かな
 知識と経験で、より安全で楽しい有意義な時間を持つことができます。
  ●森林ガイド  ●バードウォッチング  ●森林観察  ●林業体験  ●きのこや山菜採り
  ●森林浴  ●林間学校  ●キャンプ  ●自然教育  ●大工教室  ●炭焼き教室
  ●ネイチャーゲーム 
森林インストラクターはいつでも相談に乗ります
 全国森林インストラクター会あるいは地域組織へご相談ください。 また、都道府県などの農林担当
 部署には、『森林インストラクター登録名簿』が用意されています。
 依頼するときの料金については、森林インストラクターと相談して決めることになります。
森林インストラクター資格試験は毎年行われています
 森林インストラクター資格試験は一次試験(筆記試験)が森林、林業、森林内の野外活動、安全
 及び教育の4科目で、毎年9月に東京、大阪その他いくつかの都市で実施されています。
 二次試験(実技と面接)は一次試験合格者対象に11月に行われる。
 試験についてのご照会は(社)全国森林レクリエーション協会にご連絡ください。

(以上、出典は社団法人全国森林レクリエーション協会のパンフレットより)
森林インストラクター資格試験に合格するには
 一次試験(筆記試験)は難関です(競争率は約6倍)。 平成15年度は1,246名が受験し、合格者は
 239名でした。 出題範囲が広く、真剣に受験勉強しないと合格は難しいと思われます。 また年々、
 試験問題の難易度が高くなっているような気がします。
 試験時間は森林、林業が各80分 森林内の野外活動、安全及び教育が各60分。
 試験問題の約半分が200〜300字の論述式の問題です。 しかし、穴埋め問題も相当難しいです。
 60点をとれば、合格のようですが、出題数に比べて時間が短いため、試験中は問題をじっくり考える
 余裕が全くありません。
 合格への近道は東京で実施される森林インストラクター養成講習(全国森林レクリエーション協会主催)
 を受けることです。 しかし、講習は東京で実施されるため、首都圏在住者以外は金銭的な面で受講は
 難しいと思います。 私のように通信講座(日本園芸協会)を受講するのも得策です。
 二次試験は90%以上の合格率です。 森林インストラクター養成講習の受講者は実技試験が免除
 されます。