イシモチソウ  (石持ち草) 
属名 モウセンゴケ科 モウセンゴケ属 学名 Drosera pelata var. nipponica 
別名
名の由来 石を粘液に葉に貼り付けて持ち上げるという意味.
特性 多年草。 草丈10〜20cm。 湿地や湿地周辺の荒地に生える。
生育環境は広く、粘土質の痩せ地にも生える。
地下に塊根を持ち、春先に根生葉から茎を直立させる。
根生葉は花期には枯れる。 茎生葉は長さ10mm〜15mmの葉柄の先に、
幅5mm〜8mmの三日月型の捕虫葉を疎らに互生する。
葉縁から生える長い腺毛の先端の粘液滴で昆虫等の小動物を引っ付けて、
葉で包み込んで捕獲し、粘液に含まれる消化酵素にて分解、吸収して養分とする。 
花は白色で直径1.0〜1.5cm。
果実は刮ハ。  夏には枯れて、早春まで休眠に入る。
分布 本州(関東以西)、四国、九州
六甲山系では稀。   兵庫県レッドデータ ランクC
花期  5〜6月
イシモチソウ   2010年5月22日
  神戸市北区(粘土質の尾根筋)
イシモチソウの葉(茎生葉) 2010年5月22日
  神戸市北区
イシモチソウの葉(茎生葉)  2010年5月22日
  神戸市北区
イシモチソウの花   2010年5月22日
  神戸市北区
イシモチソウの花   2010年5月22日
  神戸市北区
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