ノアザミ(野薊)
属名 キク科アザミ属 学名 Cirsium japonicum
別名
由来 野に咲くアザミという意味。 アザミは諸説あり。
 ・花が美しいが、鋭い刺があるので驚く=あざむがアザミになった。
 ・昔はこのトゲのことをアザといって,アザのある実なのでアザミとなったとかいわれる.
特性 多年草。 日当たりのよい山野に生える。 草丈0.5〜1m。 
アザミの仲間で春から夏にかけて咲くのはこのノアザミだけ。

葉は羽状に中裂し、葉縁に刺がある。 茎葉は基部が茎を抱く。
冬は根生葉がロゼッタを作る。
枝先に紅紫色の頭花をつける。 直径3〜3.5cm。 花の首がネバネバする。 
総苞は球形。  果実はそう果。
類似種のヨシノアザミは秋に咲き、花の首がネバネバしない。 花の数が多い。
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分布 本州、四国、北海道
六甲山系では北側山麓に多い。
花期  花期5〜7月  
ノアザミ   2003/5/5
  神戸市北区 山田町原野(標高220m)
ノアザミの葉   2003/5/5
  神戸市北区 山田町原野(標高220m)
ノアザミの根生葉(ロゼッタ)  2003/2/15
神戸市北区 山田町中(標高210m)
ノアザミの花   2003/5/5
  神戸市北区 山田町原野(標高220m)
ノアザミの花   2003/5/5
  神戸市北区 山田町原野(標高220m)
ノアザミの花(白花)   2003/6/25
  神戸市灘区 六甲山西側(標高850m)
ノアザミの果実  2003/7/26
  神戸市北区 山田町藍那(標高240m)
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