コウライテンナンショウ(高麗天南星) 
属名 サトイモ科 テンナンショウ属 学名 Arisaema peninsulae
別名
名の由来 コウライは昔の朝鮮半島の国の名、「天南星」は漢名に由来する。
この植物の根が丸くて白いのを「老人星」という白色星に見たてた??
特性 多年草。 山地のやや暗い林内に生える。 草丈30〜80cm。 雌雄異株。
幼株はすべて雄株。 大きく成長したものが雌株になる。 マムシグサはこの仲間の総称。
茎は普通は緑または褐色。 白い斑がある。 掌状の葉が2枚つく。
茎の先に棍棒のような肉穂とこれを取り囲む仏炎苞がある。
仏炎苞は普通、緑色で白い筋が入る。(褐色もある)  花は葉より高い位置で咲く。
果実は液果。 赤く熟す。 直径1cmでトウモロコシのように密につける。
分布 北海道、本州
六甲山系では中腹以上の林縁に生える。
花期  4〜5月
コウライテンナンショウ  2002/5/2
  神戸市灘区 摩耶山北側(標高600m)
コウライテンナンショウの茎  2003/4/30
  神戸市北区 有馬(標高450m)
コウライテンナンショウの葉  2003/4/30
  神戸市北区 有馬(標高450m)
コウライテンナンショウの仏炎苞(緑)  2003/4/26
  神戸市北区 有馬(標高450m) 
コウライテンナンショウの仏炎苞(褐色)  2003/5/4
  神戸市灘区 六甲山西側(標高850m) 
コウライテンナンショウの附属体  2003/4/30
  神戸市北区 有馬(標高450m)
コウライテンナンショウの果実  2003/10/5
  神戸市灘区 六甲山西側(標高830m)  
六甲山系の草本図鑑トップへ