オニノヤガラ(鬼の矢柄) 
属名 ラン科オニノヤガラ属 学名 Gastrodia elata
別名 ヌスビトノアシ(盗人之足)
名の由来 花茎が長くまっ直ぐ伸びた姿を鬼の使う矢に見立てた。
別名のヌスビトノアシは根茎の曲がり具合を爪先立ちした盗人の足に例えた。
特性 多年草。 落葉林の林内に生える。 草丈0.5〜1m。
葉緑素を持たない腐生ランで、菌類(ナラタケ)と共生する。
地下に根茎を作り、そこに蓄えた養分で花茎を伸ばす。
花茎は直立し、鱗片状の葉がまばらにつく。花は花茎の先端に総状に多数つける。
花は黄褐色。3枚の萼片が合着し、壷状になる。 その中に2枚の側花弁と
細かく裂けた唇弁がある。
果実は朔果で種子は非常に小さい。
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分布 北海道、本州、四国、九州
六甲山系では稀。   兵庫県レッドデータランクC
花期  花期6〜7月
オニノヤガラ  2007/6/23
  神戸市北区  六甲山
オニノヤガラの茎  2007/6/23
  神戸市北区  六甲山
オニノヤガラの花  2007/6/23
  神戸市北区  六甲山
オニノヤガラの花  2007/6/23
  神戸市北区  六甲山
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