イヌツゲ(犬柘植) 
属名 モチノキ科モチノキ属 学名 Ilex crenata
別名
名の由来 『イヌ』はツゲに似ているが役に立たないという意味。
『ツゲ』というのは葉が層をなして密につき、つぎつぎとついているからという    
特性 常緑低木。  雌雄別株。 樹高は3〜5mになる。 樹皮はやや紫を帯びた灰白色。
葉は単葉で互生。 葉身は楕円形で長さ1.5cm〜3cm、幅は0.6cm〜2cm。
葉の表面は濃緑色で光沢があり、葉裏は淡緑色で灰黒色の腺点がある。 表裏面とも
無毛。 葉縁は全縁または低い鋸歯。 側脈は不明瞭。
葉腋に多数の雄花と一個の雌花が付く、ともに白色。
果実は核果。 球形で約7mm。 黒く熟す。
花の拡大画像
分布 本州(岩手県以南)、四国、九州
六甲山系ではいたる所で見られる。 樹高5m以上の木も見られる。
花期、果期  花期6〜7月  果期10〜12月
イヌツゲの樹皮    2001/12/29
   神戸市北区 鍋蓋山北側(標高440m)
イヌツゲの葉    2002/12/31
   神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m)
イヌツゲの葉(表)  2004/1/12
  神戸市北区 イヤガ谷(標高270m)
イヌツゲの葉(裏)  2004/1/12
  神戸市北区 イヤガ谷(標高270m)
イヌツゲの花   2004/6/5
  神戸市灘区 荒地山南側(標高450m)
イヌツゲの花   2004/6/5
  神戸市灘区 荒地山南側(標高450m)
イヌツゲの果実   2002/1/12
  神戸市北区 イガヤ谷東尾根(標高300m)
六甲山系の樹木図鑑トップへ