タニウツギ(谷空木)
属名 スイカズラ科タニウツギ属 学名 Weigela hortensis
別名
名の由来
特性 落葉低木。 樹高2〜5m。 樹皮は灰褐色。 縦に裂けてはがれる。
葉は単葉で対生。 葉身は楕円形または長楕円形。 長さ5〜12cm、幅は3〜6cm。
葉の表面は緑色で毛は葉脈上に散生。 裏面は灰緑色で毛が密生する。
葉縁は微細な鋸歯。 葉先は尾状の急鋭尖頭。 側脈は6〜10対
枝先や上部の葉腋に桃紅色または紅色の花を2〜3個つける。
花冠は長さ2.5〜3.5cmの漏斗形で、先が5裂する。
果実は朔果で長さ1.2〜1.8cmの円筒型。
熟すと上部が2裂し、長さ1mmほどの黒い種子を多数出す。
花の拡大画像
分布 北海道、本州(主に日本海側)の丘陵帯から山地帯に分布。 六甲山系が南限。
六甲山系では日当たりのよい林地や崖崩れしたガレ地に多い。
花期、果期  花期5〜6月  果期10月
タニウツギ  2004/5/23
  神戸市北区 金剛童子山東側(標高480m)
タニウツギの樹皮(壮齢樹)  2002/5/11
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
タニウツギ(老齢樹)  2004/3/28
  神戸市灘区 摩耶山天上寺跡(標高600m)
タニウツギの葉  2002/5/11
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
タニウツギの葉(表)   2004/5/23
  神戸市北区 金剛童子山東側(標高480m)
タニウツギの葉(裏)   2004/5/23
  神戸市北区 金剛童子山東側(標高480m)
タニウツギの花  2002/5/11
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
タニウツギの花  2002/5/11
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
タニウツギの花(白花)  2004/5/3
  芦屋市 芦屋川(標高150m)
タニウツギの果実    2002/12/22
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
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