ツタウルシ(蔦漆) 
属名 ウルシ科ウルシ属 学名 Rhus ambigua
別名
名の由来 ツタに似たウルシという意味
特性 落葉つる性木本。 雌雄別株。 樹皮は黒褐色。 つるから気根を出す。
葉は3出複葉で互生(ウルシ属のなかで3出複葉は本種だけ)。
頂小葉は長楕円形または卵形。 長さ5〜15cm。 幅3〜9cm。
小葉の表面は緑色。 裏面は淡緑色。 葉は全縁(若木は鋸歯あり)
先端は短く鋭頭。側脈は7〜9対。
葉腋から総状花序を出し、黄緑色の小さな多数の花をつける。
花序は3〜5cm。 花弁は5個。
果実は核果。直径5〜6mmの扁球形。褐色に熟す。
分布 北海道、本州、四国、九州の山地帯の落葉樹林内
六甲山系の中腹以上で見られるが、数は多くない。
花期、果期  花期 5〜6月  果期 8〜9月
ツタウルシ  2004/5/8
  神戸市灘区 六甲山南側(標高780m)
ツタウルシの樹皮  2002/6/1
  神戸市北区 六甲山北側 魚屋道(標高800m)  
ツタウルシ  2004/5/8
  神戸市灘区 六甲山南側(標高780m)
ツタウルシの葉(表)  2005/5/7
  神戸市北区 有馬(標高440m)  
ツタウルシの葉(裏)  2005/5/7
  神戸市北区 有馬(標高440m)  
ツタウルシの葉(若齢樹)  2005/5/14
  神戸市灘区 六甲山西側(標高780m)
ツタウルシの花  2005/5/21
  神戸市灘区 六甲山西側(標高780m)
ツタウルシの花  2004/5/22
  神戸市灘区 六甲山南側(標高780m)
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