ツノハシバミ(角榛)
属名 カバノキ科ハシバミ属 学名 Corylus sieboldiana
別名 ナガハシバミ
名の由来
特性 落葉低木。 雌雄同株。樹高2〜3m。 株立状。
樹皮は淡灰褐色でなめらか。 円形または横に長い皮目。
葉は倒卵形または楕円形。 長さ5〜11cm、幅は3〜7cm。 
葉の表面は淡い緑色。 裏面は緑色。両面ともまばらな毛。 
葉縁は不整の重鋸歯。 葉先は急鋭尖頭となる。側脈は8〜10対。
花は葉の展開と同時に咲く。
雄花序は長さ3〜13cm。雄花は苞の内側に1個ずつつく。
雌花は数個ずつ頭状につく。赤い柱頭だけが芽鱗からのぞく。
果実は堅果。花の後、雌花の小苞は筒状になって雌花を包み、くちばし状となる。
分布 北海道、本州、四国、九州の山地帯に分布。
六甲山系では紅葉谷などの裏六甲の谷筋に生える。
花期、果期  花期 3〜5月   果期 9〜10月
ツノハシバミの樹皮(壮齢樹)  2004/4/17
  神戸市北区 六甲山北側 紅葉谷(標高780m)
ツノハシバミの樹皮(若齢樹)  2004/4/17
  神戸市灘区 六甲山北側 紅葉谷(標高720m)
ツノハシバミの葉  2004/4/29
  神戸市北区 六甲山北側 紅葉谷(標高780m)
ツノハシバミの雄花序  2004/3/19
  神戸市北区 六甲山北側 紅葉谷(標高720m)
ツノハシバミの雌花  2004/4/19
  神戸市北区 六甲山北側 紅葉谷(標高720m)
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