ナワシログミ(苗代茱萸)
属名 グミ科グミ属 学名 Elaeagnus pungens
別名 苗代を作る頃に果実が実るのでこの名がある。
グミの語源はグイミで、グイとは棘のこと。棘のある本種の果実を指し、それが略されて
グミとなった。
名の由来
特性 常緑低木。 樹高2〜3m。 樹皮は灰褐色。 よく分枝する。 ところどころに棘がある。
葉は単葉で互生。葉身は長楕円形。長さ5〜8cm、幅2〜3.5cm。
葉の表面は濃緑色で光沢がある。 裏面は淡褐灰色で鱗片が密生。 葉縁は波状に縮む。
裏面は反り返る。 葉先は急尖鋭頭。 側脈は6〜8対。
葉腋に淡黄褐色の花を数個つく。 下向きに咲く。
果実は偽果。 長楕円形で長さ約1.5cm。 赤く熟す。 食べられる。
花の拡大写真
分布 本州(関東以西の海岸沿い)、四国、九州の丘陵帯から山地帯下部。
六甲山系では中腹までの日当りのよい林縁で見られる。
花期、果期  花期10〜11月 果期翌年4〜5月ごろ
ナワシログミの樹皮   2002/3/24
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高380m)
ナワシログミの葉  2002/10/19
  神戸市北区 山田町藍那(標高240m)
ナワシログミの葉(表)  2003/12/30
  神戸市北区 山田町藍那(標高280m)
ナワシログミの葉(裏)  2003/12/30
  神戸市北区 山田町藍那(標高280m)
ナワシログミの花  2002/10/5
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高380m)
ナワシログミの花  2002/10/5
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高380m)
ナワシログミの果実  2002/4/27
   神戸市北区 鍋蓋山南側(標高380m)
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