ネズミサシ(鼠刺し)
属名 ヒノキ科ビャクシン属 学名 Juniperus rigida
別名 ムロ、ネズ、トショウ
名の由来 葉が細く鋭いので鼠さえも刺してしまうというのが語源。
昔は鼠の通路にこの枝を置いて、被害を防ぐのに使われた。
特性 常緑針葉高木。雌雄異株。 樹高20〜25m。 肥沃地では高木に育つ。 
幹は円錐形。樹皮は灰褐色で縦に裂けて剥がれる。 葉は針形で3輪生し、
長さ1.2〜2.5cm、幅は1mm。 葉の表面はへこみ、V字形になり、白い気孔線
がある。 葉先が尖り、触わるとかなり痛い。
雌花は3個の種鱗があり、緑色。
球果は直径1cmほどで中に3個の種子がある。 球果は翌年の秋に黒紫色に熟す。
分布 本州、四国、九州の丘陵帯、山地帯の日当たりのよいやせ地に生える。
六甲山系では全山で見られる。
花期、果期  花期4月  果期9〜11月
ネズミサシの樹皮  2002/3/23
胸高直径25cm  
神戸市北区 鍋蓋山北側(標高360m) 
ネズミサシの葉  2002/1/20
神戸市北区 鍋蓋山北側(標高360m)
 
ネズミサシの葉  2004/1/11
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
ネズミサシの葉  2004/1/12
  神戸市北区 イヤガ谷(標高280m)
ネズミサシの若い球果  2002/12/8
  神戸市北区 再度山北側(標高390m)
ネズミサシの球果  2002/12/8
  神戸市北区 再度山北側(標高390m)
ネズミサシの樹形  2004/1/2
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高360m) 
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