ネムノキ(合歓の木)
属名 マメ科ネムノキ属 学名 Albizia julibrissin
別名
名の由来 夜になると葉は両側から合わさり、眠ったような姿になるのでこの名がある。
特性 落葉小高木。樹高6〜10m。 樹皮は灰褐色で点のような皮目が目立ち、なめらか。
枝は太く無毛で横に広がる。
葉は2回偶数羽状複葉で互生。 羽葉は5〜15対。 小葉は15〜40対。
長さ1〜1.7cm、幅4mm〜6mm。 小葉の表面は濃緑色、裏面は粉白緑色。
葉縁は全縁。 先端は鋭頭。
枝先に10〜20個の花が集まった頭状花序を総状につけ、夕方開花する。花弁は
7〜9mmで下部が合着し、短毛がある。雄しべは多数あり、花糸は淡紅色で長さ
3〜4cmで長い。雌しべは白色の糸状で雄しべより長い。
果実は豆果。 長さ10〜13cmの広線形。 10〜15個の種子が入る。
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分布 本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に分布。
六甲山系では沢沿いなどの湿ったところに多い。
花期、果期  花期7〜8月  果期10月
ネムノキ  2004/7/3
  神戸市北区 山田町藍那(標高280m)
ネムノキの樹皮   2002/3/3
 神戸市北区 トエンティクロス(標高360m)
ネムノキの葉(表)  2004/7/11
  神戸市北区 丹生山南側(標高230m)
ネムノキの葉(裏)  2004/7/11
  神戸市北区 丹生山南側(標高230m)
ネムノキの小葉(表)  2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
ネムノキの小葉(裏)  2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
ネムノキの花  2004/6/27
  神戸市北区 山田町小部(標高320m)
ネムノキの花  2004/6/27
  神戸市北区 長坂山北側(標高260m)
ネムノキの果実  2002/10/26
  神戸市中央区 市が原(標高320m)
ネムノキの種子  2004/12/26
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