ヒサカキ(姫榊)
属名 ツバキ科ヒサカキ属 学名 Eurya japonica
別名
名の由来 サカキに似ている全体が小さいので姫榊、それが訛ってヒサカキという説と榊に似ている
が榊でないという意味の『非ず』説がある。 関東では榊として売られ、神棚に供えられる。
特性 常緑小高木。 雌雄異株。 樹高4〜10m  樹皮は灰褐色。
葉は単葉で互生。葉神は倒卵状長楕円形または長楕円形。長さ3〜8cm、幅は1.5cm
〜3cm。葉の表面は濃緑色で光沢あり、裏面は淡緑色。 葉縁は細かい鋸歯。
先端はとげ状。
花は花弁が5個、直径5〜6mm、雄花は白く、雌花はやや紫色を帯び、下向きに咲く。
果実は球形で直径4mmほど、液果で黒色に熟す。
花の拡大写真
分布 本州(岩手、秋田以南)、四国、九州の丘陵帯に分布。
六甲山系では全山の至るところで見られる。特にスギの人工林の下層
を優占することが多い。
花期、果期  花期3〜4月。 果期12〜翌1月
ヒサカキの樹皮  2002/1/5
 神戸市北区 鍋蓋山北側(標高390m)
ヒサカキの葉  2002/4/14
 神戸市北区 鍋蓋山北側(標高360m)
ヒサカキの葉(表)  2002/4/14
  神戸市北区 丹生山南側(標高220m)
ヒサカキの葉(裏)  2002/4/14
  神戸市北区 丹生山南側(標高220m)
ヒサカキの雌花  2005/3/31
 神戸市北区 長坂山北側(標高260m)
ヒサカキの雄花  2004/3/25
 神戸市北区 長坂山北側(標高260m)
ヒサカキの雄花(赤花)  2005/4/3
 神戸市北区 長坂山北側(標高260m)
ヒサカキの果実  2002/12/31
 神戸市北区 鍋蓋山北側(標高450m)
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