ヒメヤシャブシ(姫夜叉五倍子)
属名 カバノキ科ハンノキ属 学名 Alnus pendula
別名 ハゲシバリ
名の由来 全体に小形なのでこの名がある。
ハゲシバリは『ハゲ山をしばる』の意味で治山用に植栽。
特性 落葉低木。他のヤシャブシ類と比べて雄花がほっそりしている、雌花や果実が下向きに
つくなどの特徴がある。崩壊地などに生える裸地の先駆植物。
樹高5〜6m。 よく分枝し、樹皮は暗灰褐色。
葉は単葉で互生。葉身は長楕円状披針形または卵状長楕円形。長さ4〜12cm。
幅は2〜4.5cm。葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色。葉縁は低い重鋸歯。
葉先は細長い鋭尖頭。側脈は16〜26対。
雄花は垂れ下がり、花序は長い。雌花は3個ほど垂れ下がって咲く。 
果実は堅果。 果穂は長さ約2cmの楕円形。
分布 北海道、本州、四国の崩壊地に多く、植栽されている。
六甲山系では全山で見られる。
花期、果期  花期3〜5月  果期10〜11月
ヒメヤシャブシの樹皮  2002/3/23
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高390m)
ヒメヤシャブシの葉   2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)  
ヒメヤシャブシの葉(表)  2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
ヒメヤシャブシの葉(表)  2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
ヒメヤシャブシの雄花  2004/4/3
  神戸市北区 再度山北側(標高370m)
ヒメヤシャブシの雌花  2004/4/3
  神戸市北区 再度山北側(標高370m)
ヒメヤシャブシの果実  2005/3/11
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
ヒメヤシャブシの種子  2004/10/24
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