ムクノキ(椋の木)
属名 ニレ科ムクノキ属 学名 Aphananthe aspera
別名 ムクエノキ
名の由来
特性 落葉高木。 よく分枝し、樹高15〜20m。 樹皮は淡灰褐色なめらか。皮目が浅いすじに
なって割れ、老木は薄片となって剥がれる。
葉は単葉で互生。 葉身は卵形または狭卵形。 長さ4〜10cm、幅3〜6cm。
表面は濃緑色でざらつく。 裏面は淡緑色。 葉縁は基部を除き鋸歯。葉先は尾状の
鋭尖頭。 側脈は4〜11対。
葉が開くと同時に淡緑色の花が咲く。 雄花は本年枝の下部に集まってつく。
雌花は上部の葉腋に1〜2個つく。 果実は直径7〜12mmの卵状球形で黒く熟す。
果肉は甘みがあって食べられる。
分布 本州(関東以西)、四国、九州の丘陵帯の湿潤地を好む。
六甲山系では全山の所々で見られる。山麓の社寺林に大木が多い。
花期、果期  花期5月 果期10〜12月
ムクノキ(若齢樹)の樹皮  2002/5/5
  神戸市兵庫区 烏原 (標高130m)
ムクノキ(老齢樹)の樹皮  2002/3/2
  神戸市長田区 高取山南側(標高140m)
ムクノキの葉  2002/5/5
   神戸市兵庫区 烏原 (標高130m)
ムクノキの葉(表)  2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
ムクノキの葉(裏)  2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
ムキノキの花   2005/5/2
  神戸市北区 山田町小部(320m)
ムクノキの果実  2002/9/22
  神戸市北区 山田町藍那(標高260m)
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