モッコク(木斛) 
属名 ツバキ科モッコク属 学名 Ternstroemia gymnanthera
別名
名の由来 岩に着生するランのモッコクの花の淡い芳香に似ていることから名がついた。
特性 常緑高木。 樹高10〜15m。 樹皮は灰褐色でなめらか。
葉は単葉で互生。 葉身は狭倒卵形または倒卵状長楕円形。 長さ5〜9cm。
幅は2〜3cm。 葉の表面は濃緑色でやや光沢、革質。
裏面は淡緑色。 葉縁は全縁で葉先は鈍頭または円頭。 側脈は不明瞭。
葉腋に直径1.5cmの白色の花が下向きに咲く。 花弁は5個。
果実は朔果。 長さ1.5cmのほぼ球形。 熟すと厚い果皮が裂けて赤い種子を出す。
花の拡大写真
分布 本州(千葉以西)、四国、九州の丘陵帯の海岸沿いに分布。
六甲山系では山麓のコジイ林、社寺林に多い。
花期、果期  花期6〜7月  果期10月。
モッコクの樹皮   2003/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山東側(標高20m)
モッコクの葉   2002/3/25
  神戸市西区 大山寺 
モッコクの葉(表)  植栽  2004/1/11 
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
モッコクの葉(表)  植栽  2004/1/11 
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
モッコクの果実  植栽  2002/10/12 
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
モッコクの花  植栽  2003/7/21 
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
モッコクの樹形   2003/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山東側(標高20m)
六甲山系の樹木図鑑トップへ