モミ(樅)
属名 マツ科モミ属 学名 Abies firma
別名 モミソ、サナギ、オミノキ
名の由来 オミ(臣)の転訛
特性 常緑針葉高木。 樹高40m。 若木の樹冠は円錐形だが、老木になると広卵状円錐形。
樹皮は灰色から暗灰色で点状の皮目が目立つ。 大木は鱗片状に浅く剥がれる。
葉は線形で互生。 長さは2〜3.5cm。 幅2〜3.5mm。 横断面は偏平で若木の
裏面は2条の白色気孔線がある。先端部は若木で2裂し、鋭く尖る。
一年枝には濃褐色の毛がある。
雄花は黄緑色。雌花は緑色。球果は長さ10〜15cmの大型で円柱形で
はじめ緑色、成熟すると灰褐緑色になる。
分布 本州(青森県を除く)、四国、九州の山地帯下部に分布する。
六甲山系ではアカガシ林やシイ林に混生する。植栽されたものも多い。
神戸市北区山田町藍那に大木がある。
花期、果期  花期5月。 果期9〜11月
モミの樹皮  2004/2/7
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
モミの葉(表)  2002/8/19
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
モミの葉(表)  2004/1/24
  神戸市灘区 摩耶山北側(標高670m)
モミの葉(裏)  2004/1/24
  神戸市灘区 摩耶山北側(標高670m)
モミの葉(裏)  2002/11/17
  神戸市北区 イヤガ谷東尾根(標高300m)
モミの樹頂  2002/11/17
  神戸市北区 イヤガ谷東尾根(標高300m)
モミの樹形  2003/12/7
  神戸市灘区 摩耶山山頂付近(標高690m)
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