ヤツデ(八手)
属名 ウコギ科ヤツデ属 学名 Fatsia japonica
別名 ヤツデノキ、テングノハウチワ
名の由来 葉が手のひら状で八は数が多いことを表す。
特性 常緑低木。 樹高3〜5m。 あまり分枝しない。 樹皮は暗緑灰色。 耐陰性が強い。
葉身は掌状の円形。 径は20〜30cm。 葉柄は20〜45cm。
葉の表面は濃緑色で光沢がある。 裏面は淡緑色。葉縁は7〜11深裂する。
各裂片には鋸歯がある。 葉先は鋭尖頭。 基部から7〜11本の掌状脈がでる。
茎の先に直径2〜3cmの散形花序を円錐状に多数つける。 花は白色で直径5mm。
花弁、雄しべ、花柱は5個。 花は両性花と雄花がある。
果実は液果。 直径約8mm、球形で黒く熟す。
花の拡大写真
分布 本州(茨城県以西)、四国(太平洋側)、九州(南部)の林内に生える
六甲山系では照葉樹林に多く、社寺林にも多い。
花期、果期  花期10〜11月 果期翌4〜5月
ヤツデの樹皮    2002/4/20
  神戸市北区 再度山北側(標高360m)
ヤツデの葉    2001/12/31
  神戸市中央区 再度山南側(標高350m)
ヤツデの葉    2003/12/7
  神戸市灘区 摩耶山西側(標高550m)
ヤツデの花  2002/12/1
  神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高350m)
ヤツデの花  2002/12/1
  神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高350m)
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