ヤブツバキ(薮椿) 
属名 ツバキ科ツバキ属 学名 Camellia japonica
別名 ヤマツバキ
名の由来 古語のツバで光沢のある様子から。 ツヤハキ(艶葉木)、アツバキ(厚葉木)、
テルハキ(照葉木)などに由来する説あり
特性 常緑高木。 日本の照葉樹林を代表する樹種。 樹高6〜18m。 樹皮は灰白色で
なめらか。
葉は単葉で互生、厚く革質。 葉身は長楕円形または卵状楕円形。長さ5〜12cm、
幅は3〜7cm。 葉の表面は光沢があり、裏面は淡緑色。 葉縁は細かい鋸歯あり。
花は直径7cmほど、花弁の基部は合着する。 多数ある雄しべの花糸は白く、合着
して筒状になる。
果実は朔果。 直径約2cmで裂開する。
花の拡大写真
分布 本州(青森県以南)、四国、九州の丘陵帯分布。
六甲山系では全山至るところで見られる。
花期、果期  花期2〜4月
ヤブツバキの樹皮  2002/3/3
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
ヤブツバキの葉  2002/10/19
  神戸市北区 トゥエンティクロス(標高330m)
ヤブツバキの葉(表)  2003/12/30
  神戸市西区 大山寺(標高120m)
ヤブツバキの葉(裏)  2004/1/10
  神戸市北区 丹生山南側(標高400m)
ヤブツバキの花  2002/3/3
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
ヤブツバキの花  2003/3/16
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高370m)
ヤブツバキの花  2005/3/13
  神戸市西区 雌岡山(標高100m)
ヤブツバキの果実  2002/12/31
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
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