ヤマナラシ(山鳴らし)
属名 ヤナギ科ハコヤナギ属 学名 Populus sieboldii
別名 ハコヤナギ
名の由来 葉がぶつかりあって音を出すのでこの名がある。
特性 落葉高木。 雌雄異株。 樹高20m。 樹皮は緑白色で老木ではそろばん状の裂け目
がある。
葉は単葉で互生。 葉身は広楕円形または三角状菱形。 長さ4〜8cm。幅は3〜7cm。
葉の表面は濃緑色。 裏面は青緑色。 葉縁は波状の鋸歯。 基部から3〜5主脈。
花は葉より早く、長さ5〜10cmの尾状花序が下垂する。雄花序は紅紫色。
雌花序は黄緑色。果実は萌果で2裂する。
分布 北海道、四国、九州の山地帯の荒れ地に生える。
六甲山系では中腹以上の所々で見られる。 治山樹種として植栽されたものと思われる。
花期、果期  花期3〜4月  果期5月
ヤマナラシの樹皮   2002/3/3
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m)
ヤマナラシの葉  2002/5/5
  神戸市北区 菊水山南側(標高460m)
ヤマナラシの雄花序  2003/3/31
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m)
ヤマナラシの雄花序  2002/3/22
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m)
ヤマナラシの樹形   2002/3/30
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m)
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