ノイバラ(野茨) 
属名 バラ科 バラ属 学名 Rosa multiflora
別名
名の由来 ノバラ
特性 落葉低木。 樹高2m。 枝はよく分枝する。 樹皮は黒紫色。
対になった鉤状の刺がある。
葉は奇数羽状複葉。 小葉は5〜9枚。 側小葉は卵状楕円形。 長さ1.5〜5cm、
幅1〜2cm。 小葉は表面は緑色で無毛。 裏面は淡緑色で、毛が多い。 
葉縁は鋭い鋸歯。 葉先は急鋭頭。葉柄の基部にある托葉は針状になり、腺を多数つける。
托葉の基部に対になった鉤状の刺がある。
枝先の円錐花序に芳香ある白い花を多数つける。 花の直径は約2cm。花弁は5個。
果実は偽果。直径5〜9mmの卵球形。赤く熟す。
類似種のテリハノイバラは葉に光沢ある。
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分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯で普通に生える。
六甲山系では日当たりのよい林縁、河原などでよく見られる。
花期、果期  花期 5〜6月  果期 9〜11月
ノイバラの樹皮  2003/1/2
   神戸市中央区 市が原(標高280m)
ノイバラの樹皮  2003/1/2
   神戸市中央区 市が原(標高280m)
ノイバラの葉  2002/5/12
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高370m)
ノイバラの托葉  2003/1/2
   神戸市中央区 市が原(標高280m)
ノイバラの小葉(表)  2005/5/21
  神戸市北区 山田町東下(標高250m)
ノイバラの小葉(裏)  2005/5/21
  神戸市北区 山田町東下(標高250m)
ノイバラの花  2004/6/5
  神戸市東灘区 六甲山南側(標高600m)
ノイバラの花  2002/5/18
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高370m)
ノイバラの花  2004/5/30
  神戸市灘区 六甲山南側(標高400m)
ノイバラの花  2002/5/24
  神戸市北区 長坂山南側(標高350m)
ノイバラの果実  2002/11/23
  神戸市北区 山田町小部 (標高320m)
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