コナラ群落(二次林) | |
本群落は、高木層にコナラが優占することで特徴付けられる。 階層は林分によって様々であるが、発達 した林では4〜5層から成っている場合が多い。 高木層は8〜20mと林分によってかなりの差が見られる。 この層はコナラが優占するが、アベマキ、クヌギが混生する場合も見られる。 亜高木層は6〜12mで、 コナラ、アラカシ、タカノツメ、ネズミモチなどが多い。 第一低木はアラカシ、ソヨゴ、ヤマウルシ、ネジキなど が多く、高さが4〜5mである。 第二低木層は高さ1.5m〜3mで、ヒサカキ、モチツツジ、アセビ、コバノ ミツバツツジが多く出現する。 草本層は1m以下で、コウヤボウキ、ノガリヤス、シュンラン、チゴユリ、 ナガバジャノヒゲなどが多くみられる他、サルトリイバラ、ミツバアケビ、フジなどのツル性の植物も多く 見られる。 アカマツ群落とよく似た組成だが、草本層は量的に豊富である。 アカマツ群落より幾分、 湿地を好むので、地形的には谷筋を中心に分布する。 六甲山系ほぼ全域に分布するが、西六甲や 東灘区の中・古生層地層に多い。 |
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写真−1 コナラ | 写真−2 コナラ群落の林内 神戸市北区 鍋蓋山北側 |