アラカシ−ヒメユズリハ群落
 アラカシ、ヒメユズリハ、ヤマモモ、カクレミノなどの常緑高木が優占する階層は4〜5層、クスノキ、
 アベマキ、モチノキ、ナナメノキ、ヤマハゼ ネズミモチ、カクレミノ、シャシャンボ、シロダモ、イヌビワ、
 ヒサカキ、ヤブニッケイ、カナメモチ、クロバイ、モッコク、ヤブツバキ、アラカシなど。
 六甲山系の南側山麓に多く見られ、その立地は中腹から尾根にあり、さらに花崗岩の風化が進んだ
 砂質土であるため乾燥が進んでいる。  以前はアカマツ林、コナラ林であったのが徐々に遷移が
 進行し、アラカシ群落へと変わりつつあるところが多く、最終的にはコジイ、スダジイが優占する林に
 移行する。 岡本保久良神社、西宮越木岩神社などでは社寺林として保護されてきたため、樹高が
 15〜20mの比較的古いアラカシ群落が見られる。
 写真−1 アラカシ−ヒメユズリハ群落の林内
    神戸市須磨区 鉢伏山
 写真−2  ヒメユズリハ
 写真−3  カクレミノ