ウバメガシ群落 | |
高木層にウバメガシが優先する。 樹種構成的にはアラカシ群落とよく似るが、高木層の高さは10m 前後で、それぼど高くない。 低木層にはヒサカキ、カクレミノ、ネジキ、コバノミツバツツジ、 モチツツジなどが見られる。 林冠の光透過性が悪いため草本層はあまり発達せず、テイカカズラや コシダが生育する程度。 この群落は海岸崖地の極相群落で、六甲山系では鉢伏山を中心に広がって いる。 一般にウバメガシ群落は尾根筋や崖地などの土地的条件の悪いところにとどまり、条件のよい ところはアラカシ群落に移行すると思われる。 |
|
写真−1 ウバメガシ群落の林内 神戸市須磨区 鉢伏山 |
写真−2 ウバメガシ 神戸市須磨区 鉢伏山 |