アブラチャン(油瀝青)
属名 クスノキ科 クロモジ属 学名 Parabenzoin praecox
別名 ムラダチ、ズサ
名の由来 種子や樹皮の油を灯火に使ったため。 
チャン(瀝青)はビッチやコールタールのこと
特性 落葉低木 樹高2〜5m。 雌雄別株。 樹皮は赤褐色で小さな皮目がある。
枝は細かく分かれる。
葉は単葉で互生。 葉身は卵形または卵状楕円形。 長さ4〜8cm、幅3〜4cm。 
葉の表面は緑色。裏面は灰白緑色。 両面とも無毛。 葉縁は全縁で大きな波状。 
側脈は4〜5対。
花は葉の展開前に開花。 雄花は淡黄色で数個が固まってつく。
雌花は緑黄色で雄花より小さい。
果実は液果。 直径1.5cmの球形で黄色に熟す。
果実は熟すと割れ、中に1個の種子が入っている。
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分布 本州、四国、九州の丘陵帯〜山地帯の沢筋など湿った場所
六甲山系では少ない。
花期、果期  花期3〜4月 果期9〜10月
アブラチャンの樹皮(若齢樹)  2003/10/18
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの樹皮(壮齢樹)  2004/2/15
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの葉  2004/10/18
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの葉(表)  2004/10/17
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの葉(裏)  2004/10/17
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの蕾  2004/2/15
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの花  2005/3/21
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの花  2005/3/21
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの雄花  2004/3/13
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの雌花  2005/3/31
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの果実  2003/10/18
  神戸市北区 道場町 (標高200m)
アブラチャンの葉のスキャン画像
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