シロダモ(白だも) 
属名 クスノキ科シロダモ属 学名 Neolitsea sericea
別名 シロタブ
名の由来 葉裏の白いことに由来する名前  タモはタブの転訛したもの
特性 常緑高木。 雌雄異株。 樹高10〜15m。 葉は単葉で互生し、枝先に集中する。
葉身は長楕円形または卵状長楕円形で、長さ6〜18cm、幅は3〜9cm。 
葉の表面は濃緑色、裏面は灰白色。葉縁は全縁。 基部の上から3主脈。 
小枝は緑色。 若い枝には褐色の毛が生える。 葉に芳香がない。
花は黄色で晩秋に咲く。果実は翌年の秋に熟すので、花と果実の両方が同時に
見られる。
果実は液果。 楕円形の球形で長さ約1.3cm。 赤く熟す。
類似種のイヌガシは葉が小型で、葉の裏面は淡緑色。
類似種のヤブニッケイは葉に芳香がある。
分布 本州(宮城県・山形県以南)、四国、九州の丘陵帯。
六甲山系では中腹より下の照葉樹林で多く生育している。
花期、果期  花期10月、 果期翌10月
シロダモ(若齢樹)の樹皮  2002/1/5
 神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高350m)
シロダモ(老齢樹)の樹皮  2002/3/2
 神戸市長田区 高取山南側(標高150m)
 胸高直径 35cm
シロダモの葉  2002/8/15
  神戸市北区 山田町下谷上(標高260m)
シロダモの葉(表)  2004/1/2
  神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高360m)
シロダモの葉(裏)  2002/8/15
  神戸市北区 山田町下谷上 (標高260m)
シロダモの雌花  2002/11/16
  神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高350m)
シロダモの雄花  2002/10/14
  神戸市北区 稚児墓山西側(標高500m)
シロダモの雌花と果実  2002/11/16
  神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高350m)
シロダモの果実  2002/11/16
  神戸市兵庫区 鍋蓋山南側(標高350m)
シロダモ(下)、イヌガシ(上)
シロダモ(上)、ヤブニッケイ(下)
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