タラノキ(惣木)  
属名 ウコギ科タラノキ属 学名 Aralia elata
別名 タラ、タランボ、ウドモドキ
名の由来 朝鮮語から転訛由来したという説がある。
特性 落葉小高木。裸地の先駆植物なので、崖や道路の法面など、まだ他の植物があまり
入り込まないところに多い。
樹高3〜5m。 樹皮は暗灰色、鋭い棘があり、あまり分枝しない。 若芽は山菜の王様
とも言われる。 葉は2回羽状複葉で互生。小葉は卵形または卵状広楕円形で
長さ5〜10cm、幅は3〜7cm、小葉の表面は濃緑色、裏面は緑色。 先端は尖鋭頭。
花序は傘のように放射状に広がり、多数の小花が密につく。
果実は液果。 直径約3mm、黒く熟す。
分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯の荒れ地に多い。
六甲山系では山麓から中腹の至るところで見られるが、乱獲のため数が減少している。
花期、果期  花期8〜9月  果期9〜10月
タラノキの樹皮(老齢樹)   2002/2/10
 神戸市北区 鍋蓋山北側(標高300m)
タラノキの樹皮(壮齢樹)  2002/5/12
  神戸市北区 鍋蓋山南側(標高370m)
タラノキの葉  2002/4/27
 神戸市北区 再度山南側(標高350m) 
タラノキの新芽(タラノメ)  2002/4/6
 神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
タラノキの小葉(表)  2004/6/1
 神戸市北区 再度山南側(標高350m) 
タラノキの小葉(裏)  2004/6/1
 神戸市北区 再度山南側(標高350m)
タラノキの花  2002/9/7
  神戸市北区 再度山北側(標高300m)
タラノキの果実  2002/9/22
  神戸市北区 山田町藍那(標高250m)
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