ハリエンジュ(針槐) 
属名 マメ科ハリエンジュ属 学名 Robinia pseudoacacia 
別名 ニセアカシア
名の由来 ハリエンジュはパリの園芸家ロビンがこの木をアメリカから輸入し、息子がヨーロッパ
に広めたことを記念して命名。
特性 落葉高木。 北アメリカ原産。日本には明治の中頃に渡来。
生長が極めて速いため治山樹種として植えられる。今は各地で野性化している。
樹高15〜20m。 樹皮は淡褐色で網状に割れ目がある。
葉は奇数羽状複葉で互生。小葉は11〜21枚。小葉は楕円形または長楕円形。
長さ3〜6cm。 幅は2〜2.5cm、小葉の表面は緑色。裏面は淡緑色。 葉は全縁。
先端は円筒または凹頭で中央は針状。
花の咲く小枝には鋭い棘が生える。花は白色で垂れ下がって咲き、よい香りがる。
ハチミツ源となっている。 
果実は豆果で4〜7個の種子が入る。
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分布 各地に植栽され、丘陵帯から山地帯に多く野生。
六甲山系では山麓から中腹にかけて多く植栽されている。
他感性があり、他の低木があまりは生えず、ネザサが優占する。
花期、果期  花期5〜6月  果期10月
ハリエンジュの樹皮   2002/3/16
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
ハリエンジュの葉   2002/7/7
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
ハリエンジュの花  2004/5/2
  神戸市東灘区 保久良山(標高120m)
ハリエンジュの花  2004/5/2
  神戸市東灘区 保久良山(標高120m)
ハリエンジュの花  2004/5/2
  神戸市東灘区 保久良山(標高120m)
ハリエンジュの果実  2003/1/12
  神戸市北区 有馬(標高400m)
ハリエンジュの葉痕  2003/1/12
  神戸市北区 有馬(標高400m)
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