マテバシイ(馬刀葉椎)
属名 ブナ科マテバシイ属 学名 Lithocarpus edulis
別名 サツマジイ、マタジイ
名の由来 葉がマテ貝に似ていることによる、または九州地方の方言に由来しているとの説がある。
特性 常緑高木。 樹高10〜15m。 樹皮は灰黒色で縦に細いすじがある。
日本のドングリでは一番大きな実をつける。
葉は単葉で互生。葉身は倒卵状長楕円形。 長さは9〜26cm。 幅は3〜8cm。
葉の表面は深緑色で光沢あり。裏面は淡褐緑色。 葉縁は全縁。 葉先は鋭尖頭
または鈍頭。
雄花も雌花も斜上した花序に咲く。ともに長さは9cmほど。
堅果は長楕円形、長さ2.5cmほどで生食できる。
分布 本州、四国、九州の丘陵帯に分布(本来の自生地は九州)
六甲山系では南側の中腹に多い。 防火林として多く植栽されている。
花期、果期  花期6〜8月  果期翌9〜10月
マテバシイの樹皮  2001/12/31
 神戸市中央区 再度山南側(標高360m)
マテバシイの葉  2002/12/31
 神戸市中央区 再度山南側(標高360m)
マテバシイの葉(表)  2004/1/11
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
マテバシイの葉(裏)  2004/1/11
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
マテバシイの純林  2002/5/6
  神戸市中央区 再度山南側(標高350m)
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