リョウブ(令法)
属名 リョウブ科リョウブ属 学名 Clethra barbinervis
別名 漢名、令法(リョウボウ)の転訛。
名の由来 救荒植物として、採取と貯蔵を命じた令法が発せられたことに由来。
特性 落葉小高木。 樹高8〜10m 樹皮は薄片となって剥がれ、あとは茶褐色でなめらか。
葉は単葉で互生。枝の先端に集中する。 葉身は倒卵状披針形または倒卵状長楕円形。
長さ6〜15cm、幅3〜7cm。 葉の表面は濃緑色、裏面は灰緑色。 葉縁には鋭い鋸歯。
葉先は急鋭尖頭。側脈は8〜15対。 葉は秋に紅葉する。
枝先に総状花序を円錐状に出し、小さな白い花を密につける。 花冠は直径5〜6mm
で深く5裂する。 
果実は朔果。 直径4〜5mmの扁球形で、毛が密生し、褐色に熟す。
花の拡大画像
分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯下部に分布。
六甲山系では全山で至るところで見られる
花期、果期  花期6〜8月  
リョウブの樹皮  2002/2/16
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m)
リョウブの葉  2002/5/11
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
リョウブの葉(表)  2004/7/19
  神戸市北区 再度山北側(標高330m)
リョウブの葉(裏)  2004/7/19
  神戸市北区 再度山北側(標高330m)
リョウブの若葉  2002/4/7
  神戸市北区 トエンティクロス(標高360m)
リョウブの花  2002/7/7
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
リョウブの花  2002/7/7
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
リョウブの果実  2002/12/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
リョウブの冬芽  2004/12/11
  神戸市灘区 六甲山南側(標高760m)
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