アケビ(木通) | |||
属名 | アケビ科アケビ属 | 学名 | Akebia quinata decaisne |
別名 | |||
名の由来 | 果実の色に由来する朱実。果実が熟すと口を開けるところから開け実など | ||
特性 | 落葉つる性木本。雌雄同株。 樹皮は暗褐色で割れ目が入り、うろこ状になる。 つるは右巻き。 葉は5枚の小葉からなる掌状複葉。1年生のつるには互生、単枝に束生する。 小葉は長楕円形または長倒卵形。長さ3〜6cm、幅1.5〜3cm。 葉の表面は濃緑色、裏面は淡緑色で、表裏面ともに無毛。葉縁は全縁。 小葉の側脈は不明瞭。 花は淡紫色。葉の間から花序で垂れ下がり、先端に雄花が数個、基部側に雌花が 1〜3個つく。花は淡紫色で花弁はない。花弁状のガク片は3個 雄花は直径1〜1.6cm、雌花は直径2.5〜3cm 果実は液果で、長さ5〜10cm、直径3〜4cmの楕円形。 秋に紫色に熟し、裂開する。 類似種のミツバアケビは小葉3枚、花は濃紫色で花が小さい。 類似種のゴヨウアケビは小葉5枚で葉縁に鋸歯がある。 花の拡大写真 |
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分布 | 本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に分布。 山野に普通に生える。 六甲山系では全山系で見られる。 |
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花期、果期 | 花期 4〜5月 果期 9〜10月 | ||
アケビの樹皮 2002/12/8 神戸市北区 トゥエンティクロス(標高330m) |
アケビの葉 2002/4/14 神戸市北区 再度山北側(標高400m) |
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アケビの小葉(表) 2004/5/2 神戸市北区 山田町藍那(標高240m) |
アケビの小葉(表) 2004/5/2 神戸市北区 山田町藍那(標高240m) |
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アケビの雄花 2002/4/13 神戸市北区 再度山北側(標高400m) |
アケビの雌花 2002/4/13 神戸市北区 再度山北側(標高400m) |
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アケビの果実 2003/10/11 神戸市東灘区 住吉本谷(標高600m) |
アケビの幹の断面 2004/11/13 神戸市灘区 六甲山西側(標高800m) |
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アケビの葉のスキャン画像 | アケビの葉のスキャン画像 | ||