ミズメ(水芽)
属名 カバノキ科 カバノキ属 学名 Betula grossa
別名 ヨグソミネバリ、アズサ
名の由来 刃物で樹皮を傷つけると透明な水のような樹液が沁み出るため。
特性 落葉高木 高さ10〜15m。 カバノキ属では最も大きくなる。 
樹皮は灰色〜暗褐色、横の長い皮目、サクラの皮目に似ている。
枝に特有の臭気(サロメチールの臭い)がある。
葉は単葉で互生。 短枝には2枚束生。葉身は卵形。長さ8〜15cm、幅3〜6cm。
葉の表面は濃緑色、裏面は灰白緑色。葉縁は不整の重鋸歯。
花は葉の展開と同時に開花する。 雄花序は枝先に垂れ下がる。
雌花序は短枝の先に直立する。
果実は堅果。 果穂は長さ2〜4cmの楕円形、マツカサ状でやや粘りがある。
堅果は長さ3mで両側に翼がある。
分布 本州(岩手以南)、四国、九州の丘陵帯から山地帯でみられる。
六甲山系では非常に少ない。
花期、果期  花期4月  果期10月
ミズメの樹皮   2004/6/5
  神戸市北区 六甲山北側 紅葉谷(標高780m)
ミズメの葉   2004/6/5
  神戸市北区 六甲山北側 紅葉谷(標高780m)
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