ヨシノアザミ(吉野薊) 
属名 キク科アザミ属 学名 Cirsium nipponicum var. yoshinoi
別名
名の由来 ヨシノは岡山県の植物学者・吉野善介氏を記念したもの。  アザミは諸説あり。
 ・花が美しいが、鋭い刺があるので驚く=あざむがアザミになった。
 ・昔はこのトゲのことをアザといって,アザのある実なのでアザミとなったとかいわれる.
特性

多年草。 日当たりのよい山野に生える。 草丈1〜2m。
ナンブアザミの変種。 
葉は羽状で深裂する。 葉の長さは20cm〜25cm。 葉縁には鋭い刺がある。
春の根生葉は大型の長楕円形。 葉面に白い筋が目立つ。
葉の腋から出た枝の先に淡赤紫色の頭花をつける。
類似種のノアザミは春〜初夏に咲き、花の首がネバネバする。 花の数が少ない。
花の拡大画像

分布 本州(近畿、中国地方)
六甲山系では山麓〜山上まで普通にみられる。
花期  花期8〜10月
ヨシノアザミ   2002/8/31
  神戸市東灘区 六甲山西側(標高900m)
ヨシノアザミ   2002/11/3
  神戸市須磨区 白川(標高120m)
ヨシノアザミの葉   2003/9/21
  神戸市北区 再度山北側(標高400m)
ヨシノアザミの葉  2002/8/31
  神戸市東灘区 六甲山西側(標高900m)
ヨシノアザミの花   2003/9/21
  神戸市北区 再度山北側(標高400m)
ヨシノアザミの花   2003/9/21
  神戸市北区 再度山北側(標高400m)
ヨシノアザミの果実  2002/10/26
  神戸市灘区 摩耶山北側(標高670m)
六甲山系の草本図鑑トップへ