クロマツ(黒松) 
属名 マツ科マツ属 学名 Pinus thunbergii
別名 オマツ、オトコマツ、オンマツ
名の由来 樹皮が黒みを帯びるのでこの名がある。
特性 常緑針葉高木。 樹高は30〜40m。 樹皮は灰黒色で厚く、亀甲状に剥がれる。
葉は針形で細長く、長さ10〜15cm、幅1.5〜2mm。断面は半円形。 長枝上に
らせん状に互生。 基部に灰白色の鱗片があり、短枝には2本の葉が束生。
冬芽の鱗片は白っぽい。
雄花は黄色で、新枝の基部に多数側生する。 雌花は紫紅色で、頂生する。
果実は球果。 卵形で長さ6cmほど。 翌年の秋に熟して、裂開する。 耐寒性、耐乾性、
耐潮性が強い。
類似種のアカマツは葉が柔らかい、冬芽の鱗片は赤い。
六甲山系ではアカマツと混生するための両者の自然交配種もある。
分布 北海道南部、本州、四国、九州の海岸に多い。
六甲山系では鉢伏山山麓に純林(人工林?)、山系内ではアカマツ二次林内に点在。
花期、果期  花期4〜5月  果期9月〜12月
クロマツの樹皮  2002/3/2
  神戸市須磨区 鉢伏山山麓(標高15m)
クロマツの葉  2002/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高10m)
クロマツの冬芽  2002/1/13
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高10m)
クロマツの球果  2003/12/27
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高10m)
クロマツの種子  2004/3/27
  神戸市灘区 六甲山南側(標高810m)
クロマツの樹形  2003/12/27
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高10m)
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