タカノツメ(鷹の爪)
属名 ウコギ科タカノツメ属 学名 Evodiopanax innovans
別名 イモノキ
名の由来 冬芽が鷹の爪を思わせるのでこの名がある。 別名イモノキは枝がもろいことに由来する。
特性 落葉高木。 雌雄異株。 樹高5〜10m。 葉は3枚の小葉からなる3出複葉で、
長枝に互生し、枝の先端または短枝に束生または集中する。小葉は楕円形または
長楕円形で、長さ5〜15cm、幅は2〜6cm、小葉の表面は緑色で無毛。裏面は灰緑色。
葉縁は毛状の微細な鋸歯。先端は急に細く尖る。
短枝の先に総状花序を出し、淡緑色の小さい花をつける。
果実は液果。 球形で直径約5mm、黒く熟す。
コシアブラに似るが、黄葉する葉の黄色が強く、表面に光沢がある。 葉の形(掌状複葉)
が違うので区別は容易。
分布 北海道、本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に分布
六甲山系ではアカマツ林ではかならず見られる。コナラ二次林、照葉樹林でも混生する。
花期、果期  花期5〜6月  9〜10月
タカノツメの樹皮    2002/3/9
 神戸市北区 摩耶山北側(標高570m)
タカノツメの葉   2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高340m)
タカノツメの小葉(表)   2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高340m)
タカノツメの小葉(裏)   2004/8/15
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高340m)
タカノツメの新芽  2002/4/14
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高420m) 
タカノツメの黄葉  2002/11/16
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高400m)
タカノツメの花  2005/5/13
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
タカノツメの花  2005/5/13
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高330m)
タカノツメの冬芽  2002/12/15
    神戸市北区 鍋蓋山北側(標高340m)
タカノツメの樹形  2002/2/9
  神戸市北区鍋蓋山東側 (標高400m)
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