コブシ(辛夷、挙)
属名 モクレン科モクレン属 学名 Magnolia praecocissima
別名 ヤマアラギ、コブシハジカミ
名の由来 つぼみや果実の形が握りこぶしに似ているのでこの名がある。
特性 落葉高木。樹高5〜18m。 樹皮は灰色で割れ目がない。葉は単葉で互生。
葉身は広倒卵形または倒卵形で、長さ6〜15cm、幅は3〜6cm。
葉の表面は緑色、裏面は帯白淡緑色、表裏面とも無毛である。 葉は全縁で少し波打つ、
葉先は急に細くなる凸頭。 側脈は8〜10対。
花は葉に先立って咲く。 白色で花の下に一枚の葉がつく。
果実は集合果でこぶが多く、長さ5〜10cm、熟すと袋果が裂け、赤色の種子を
白い糸で吊り下げる。
類似種のタムシバとの違いは、本種は花の下に1枚の葉がある。
花の拡大画像
分布 本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯の上部に分布。
六甲山系では自生はなく、植栽されたものが再度山周辺に生えている。
花期、果期  花期3〜5月  果期9〜10月
コブシの樹皮  2002/2/23
  神戸市北区 鍋蓋山北側 (標高370m)
コブシの葉   2002/4/28
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
コブシの花  2003/4/11
  神戸市北区 再度山北側 (標高400m)
コブシの花  2003/4/11
  神戸市北区 再度山北側 (標高400m)
コブシの花  2003/4/11
  神戸市北区 再度山北側 (標高400m)
コブシの果実  2003/8/30
  神戸市北区 再度山北側 (標高400m)
コブシの冬芽(つぼみ)  2002/2/23
  神戸市北区 鍋蓋山北側 (標高370m)
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