タムシバ(匂辛夷) 
属名 モクレン科モクレン属 学名 Magnolia salicifolia
別名 カムシバ、ニオイコブシ
名の由来
特性 落葉小高木。 樹高5〜10m。 樹皮は灰色〜灰褐色で平滑。 縦に皮目が並ぶ。
葉は単葉で互生。 葉身は卵状披針形または卵状長楕円形。 長さ6〜12cm。
幅2〜5cm。 葉の表面は灰緑色。 裏面は白緑色。 葉縁は全縁。 葉先は鋭頭。
側脈は10〜13対。
葉が展開する前に、直径10cmほどの芳香のある白い花を咲かせる。
果実は袋果が集まった集合果。 長さ7〜8cmのこぶし状の長楕円形。
熟すと背面が割れ、赤い種子がぶら下がる。
類似種のコブシとの違いは、本種は花の下に葉がない。 
花の拡大写真
分布 本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯に分布。
六甲山系では中腹以上の北斜面でよく見られる。
花期、果期  花期 4〜5月 果期 10月
タムシバの樹皮  2002/3/30
  神戸市北区 鍋蓋山頂上付近(標高450m)
タムシバの葉  2002/5/26
  神戸市北区 鍋蓋山頂上付近(標高450m)
タムシバの葉(表)  2004/8/15
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
タムシバの葉(裏)  2004/8/15
  神戸市北区 再度山北側(標高380m)
タムシバの花  2003/4/6
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
タムシバの花  2003/4/6
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
タムシバの花  2003/4/6
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
タムシバの果実  2005/8/28
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
タムシバの花  2005/8/28
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高350m)
タムシバの冬芽  2002/12/14
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
タムシバの樹形  2002/2/9
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高370m)
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