ミズナラ(水楢)
属名 ブナ科コナラ属 学名 Quercus crispula
別名 オオナラ
名の由来 材に多量の水分を含むのでこの名がある。
特性 ブナとともに日本の温帯を代表する樹種。
落葉高木。樹高20〜30m。樹皮は黒褐色を帯び、縦に不規則な裂け目がある。
コナラに似ているが、本種は葉柄が極めて短い。 葉は単葉で互生。葉身は倒卵形
または倒卵状長楕円形。 長さ5〜15cm。 幅は5〜8cm。 葉の表面は濃緑色。
裏面は淡緑色。 葉縁は粗大な鋭鋸歯。 側脈は13〜17対。
本年枝の下部から長さ4〜5cmの雄花序を垂らし、上部の葉腋から雌花序をつける。
堅果は1.5〜2.5cmの卵状楕円形。 殻斗は椀形。
類似種のナラガシワは葉柄がある。
分布 北海道、本州、四国、九州の山地帯上部に分布。
六甲山系では中腹(500m)以上に生えている。
花期、果期  花期5月  果期10〜11月
ミズナラの樹皮   2002/8/17
  神戸市灘区 摩耶山東側(標高720m)
ミズナラの葉  2003/6/22
  西宮市 六甲山東側(標高890m)
ミズナラの葉(表)  2004/9/4
  西宮市 六甲山東側(標高850m)
ミズナラの葉(裏)  2004/9/4
  西宮市 六甲山東側(標高850m)
ミズナラの雄花序  2003/4/28
  西宮市 六甲山東側(標高850m)
ミズナラの冬芽  2003/1/2
  西宮市 六甲山東側(標高850m)
六甲山系の樹木図鑑トップへ