エビヅル(蝦蔓) 
属名 ブドウ科ブドウ属 学名 Vitis thunbergii
別名
名の由来
特性 落葉つる性木本。 雌雄別株。
葉は単葉で互生。 葉身は五角状で、長さ8〜16cm、幅は5〜10cm。
葉の表面は濃緑色で葉脈上に毛がある。 裏面は赤褐色で全面にクモ毛がある。
葉縁は3〜5裂し、各裂片は低い鋸歯がある。 葉先は鋭頭または鈍頭。
基部から5本の掌状脈がでる。
花は葉と対生し、長さ6〜12cmの円錐花序を出し、黄緑色の小さな花をつける。
果実は液果で直径6mmの球形で、黒く熟す。 食べられる。
類似種のサンカクヅルは葉は三角形状。
分布 本州、四国、九州の丘陵帯から山地帯下部の林縁部に生える。
六甲山系では山麓〜中腹でよく生えている。
花期、果期  花期 6〜8月  果期 10月
エビヅル  2002/7/20
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
エビヅルの葉(表面)  2004/7/11
  神戸市北区 金剛童子山東側(標高350m)
エビヅルの葉(裏面)  2004/7/11
  神戸市北区 金剛童子山東側(標高350m)
エビヅルの花  2002/7/20
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
エビヅルの果実   2002/9/21
  神戸市北区 鍋蓋山北側(標高320m)
エビヅルの葉のスキャン画像
エビヅルの葉(全体)のスキャン画像
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