モチノキ(黐木)
属名 モチノキ科モチノキ属 学名 Ilex integra
別名
名の由来 樹皮から鳥黐を採るのでこの名がある。
特性 常緑高木。 雌雄異株。 樹高25m。 樹皮は灰白色で皮目がある。
葉は単葉で互生。 葉身は倒卵状楕円形または楕円形。 長さ5〜10cm。 
幅は2〜4cm。 葉の表面は緑色。 裏面は黄白緑色。 葉縁は全縁で大きな波状。
葉先は鈍頭。 側脈は不明瞭。
葉腋に黄緑色の小さな花を密につける。 花弁とがく片は4個。 
果実は核果、長さ約1cm、少しゆがんだ球形で赤く熟す。中に4個の種子が入っている。
類似種のクロガネモチは果実が小さい。若枝が赤紫色。
分布 本州(東北南部以南)、四国、九州
六甲山系では照葉樹が茂る社寺林でよく見られる。 自生のものは少ない。
花期、果期  花期4〜5月  果期11月〜1月
モチノキの樹皮(老齢樹)  2004/1/2
  神戸市中央区 再度山北側(標高370m)
モチノキの樹皮(若齢樹)  2004/1/3
  神戸市北区 山田町藍那(標高280m)  
モチノキの葉  2004/1/3
  神戸市北区 山田町藍那(標高280m)
モチノキの葉(表)  2003/12/27
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高80m)  
モチノキの葉(裏)  2003/12/27
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高80m)
モチノキの果実  2003/12/27
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高80m)  
モチノキの果実    2003/12/27
  神戸市須磨区 鉢伏山南側(標高80m)
モチノキ(右)、クロガネモチ(左)
モチノキの樹形    2004/2/8
  神戸市西区 雌岡山(標高190m)
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